このブログはベネズエラで起きていることを報道する、ニュース配信ブログではありません。報道やSNS上の情報を分析、解説、論評するブログ(を翻訳したブログ)です。
でも何かを理解するためには、事実の列挙のみならず個人の立場から語った「物語」、ナラティブは不可欠です。主観的な語りを通じてこそ見えてくるものもあり、同時に(これは一番重要な点だと思いますが)それに対して反対意見を述べることもできるのです。
CaracasChroniclesは、レポート、つまり報道やニュースの配信をするブログではありません。現状を理解するために報道やSNS上の情報を汲み上げ、事実確認を行い、分析し、解説、論評をしているブログです。
CaracasChroniclesを立ち上げたフランシスコ・トーロ自身もフリーランスのオピニオン・ライターであり、報道レポーターではありません。
ただでさえ日本人にとってはなじみの少ないベネズエラという国です。ニュースやSNSから断片的に入ってくる情報を見ても、一般の人には理解するのが難しい。日本語で手に入るベネズエラ情報において、特にこの解説、論評を請け負うジャーナリズムが圧倒的に不足しています。だからこそ、このオピニオン・ブログを翻訳する意味があると考えています。