ベネズエラの犯罪率

訳注:ベネズエラの犯罪率の高さは世界的にも有名ですが、その実はどうなのでしょうか。そして、そのような状況をベネズエラ政府はどのように見ているのでしょうか。

犯罪の波の認識

Perceptions of a crime wave
2014年4月11日 Anabella Abadi y Bárbara Lira

izarrita

コネがあったら人生はお祭り騒ぎだよね

ベネズエラの観光省大臣アンドレス・イサラ(2010年に海外のケーブル番組でベネズエラにおける高い死亡率について爆笑したことで悪名高い人物*)が、最近次のような発言をした。

「犯罪は現実の問題です。現実に存在します、それは否定しませんよ。そのために他のラテンアメリカの国々がやってるように私たちは犯罪をなくせるよう頑張ってるんです・・・ベネズエラで特に問題なこと?それは、メディア戦争が起きているせいで、この国の犯罪率が高いという認識があることです」

国連薬物犯罪事務所(UNODC)が発表した最新の Global Study on Homicide(世界中の殺人に関する調書) (2014)によれば「南アメリカは現在1995年と同じ殺人率にあり、それは国内レベルで非常に多種多様な傾向に由来する」とある。

お察しの通り、ベネズエラは際立っている・・・「ベネズエラ・ボリバル共和国は南アメリカでも唯一1995年より継続的に殺人率が上昇し続けている国である。」

中央アメリカでは2007年から殺人率が上がっている。これは「しばしば麻薬の密売買と高度に組織化された犯罪に関わる暴力事件に関係している。その結果、準局地的に世界で最も殺人率が高い地域となっている。」しかし、ベネズエラは南米でも突出している。現在、私たちは世界でもホンジュラスに次ぐ世界で二番目に危険な国にランク付けされている。

UNODCの調査を含めた入手可能な最新の219カ国の殺人率によれば、158カ国(世界中の72%の国に当たる)は、人口100万人に対して10件未満の殺人率だ。そして12カ国(7.5%に当たる)だけが30件以上の殺人率である。

ベネズエラの殺人率は53.7件。

数字の戦争”を考慮に入れて公式なデータと非公式なデータ両方を採用したとして、2013年には1万1千人から2万5千人が殺人事件により死亡したと言っていいだろう。ベネズエラにおける暴力による死者がイラクでの暴力による死者の数を上回るようになったのは2008年のことだ

明らかすぎることではあるけれど、一応言っておいた方がいいだろう。私たちの国の治安の悪さは認識の問題じゃありません。

2014年の1月と2月で2481人のベネズエラ人が殺された。30分に1人、ベネズエラ人が殺されている計算だ。これには多分イサラ大臣も馬鹿ウケだろう。


訳注*この観光省大臣イサラのインタビューの様子はスペイン語が分からなくても一見の価値有り。チャベス時代に大臣でインタビュー当時南米のテレビ局テレスールの局長であったイサラが、自国の犯罪による死亡率の高さについてのやり取りにおいて、一人で爆笑する。彼の態度は国民の多くの顰蹙をかった。

 


2014年7月26日更新

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中