またまた停電

べにこ

病気でしばらく日記を休んでいた間にもベネズエラの状況は刻々と悪化しており、どこから書いて良いか分らないほどだ。

政治犯としてもう5ヶ月も軍刑務所の独房に捕らえられているレオポルド・ロペスの裁判はなかなか進行せず、相変わらず牢屋待機が続いている。*
これは反政府派にとっては容易に予想ができたことだったが、それでも一糸の希望を繋いでいるだけに、人々の苛立は大きい。

すでに国会議員の資格を剥奪されたマリア・コリナについては、今回の出頭で牢屋行きは危うく免れたが、裁判所により国外出国を禁じられ、事実上政治的活躍の場をさらに縮められてしまった。
これらは、政府側が反政府派の若き政治家たちをどんなに恐れているかをよく表わしている。

Agagonしかし一般市民の生活は政府側、反政府側に関係なく(多くが政治に無関心と見れる、または見てみぬふりをしているか、またはあきらめの境地にいるのかもしれぬが)日に日に少しづつ首をしめられるような状態に追い込められている。

主要食料品はもとより、すべての生活必需品、車の部品やガソリン、薬、医療器具等の不足がもたらすさまざまな悲劇に直面せざるを得ぬ毎日だ。
貯水池が干上がっているための節水プランや、都市ガスがない所では、料理になくてはならないプロパンガスの不足、さらに追い討ちをかけるように電力会社のメンテナンス不足のために頻繁に起きる最近の停電!

特に先週金曜日の午後に起きた停電では国の60%がカオスに陥った。
携帯電話も殆ど繋がらなくなり、早めに帰宅しようとした人たちは、信号が動かず怖ろしい渋滞に巻き込まれ、バスや地下鉄も不通のため歩いて帰る人で道路は一杯になった。
老人、妊婦,幼児、病気を抱えた人たちがどんなに辛い思いをしたかは察するにも及ばない。何時間も真っ暗なエレベータに閉じ込められた人もいる。
インターネットがなくて経済や仕事へ及ぼした影響は計り知れない。

それでも、The show must be continued !生き延びるために!

 


*註
ベネズエラでは、一般に、司法手続きや裁判には非常に時間がかかる。
そしてこの時間稼ぎは、政府と密接な関係にある司法当局によって実質的な制裁や嫌がらせ手段として用いられうる。
6月初頭の弁護士による長時間にわたる嘆願にも関わらずロペスの審問は延期に延期が繰り返されていたが、7月2日、ようやく7月23日に審問が開始されることが決まった

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