ベネズエラ流の安全対策

安全対策

Security Measures
2014年7月7日 Anabella Abadi y Bárbara Lira

ベネズエラ人は自分の身と持ち物を守るため、日頃から厳重な注意を 払っています。どんな風に注意を払っているんだろう?とお思いでしょう。どんな感じか分かってもらえるように、ランチタイムの間に次のような短いリストを作ってみました。そして、結局デザートは食べられなくなってしまった・・・とだけ言っておきます。

このリストで何より悲しいのは、これが稀なことではない点です。これらは日常茶飯事なのです。

透明マント

もしベネズエラ人が通りで人目につかずに歩き回ることができたら、どれほど安全でしょう。ただし(ご存知の通り、ベネズエラでは物不足とインフレの経済への影響のせいで)透明マントを買うことはできません。そこで、似たような効果を得るためにベネズエラ人ができることを書いてみます。

  • 派手な服は通りでは着ない。女性は安っぽいイヤリング、男性なら安っぽい時計。
  • 携帯電話に注意する。ズボンの前ポケットや、上着やジャケットの内ポケットに入れる。通りでは通話しない。携帯電話に厳重注意するということは、おかしな話ではあるけれど、携帯を固定電話のように使うということです。実際、ほとんど建物の中でしか携帯は使いません。
  • スーパーから出るとき、買った物に即席の透明マントを使う人もいます。黒のゴミ袋です。こうすれば他の人はあなたが何を買ったのか見ることができません。別に他の人に自分が何を買ったのか教えたくないわけではないんです。ただ、他の人にあなたの“いとしいしと”・・・例えば調理用油とか、トウモロコシの粉とかを盗まれたくないからです。もちろん、それを見つけることができた場合の話ですが。

どこでそれを見つけた?

常に予備を用意せよ

強盗は特にえり好みをするわけではありません。彼らは価値があるものであれば何でも盗っていきます。だから、(本当に、こんなこと言葉にするのも恐ろしいですが)あなたの健康や命ではなく物が盗られたのなら、良かったと思うべきでしょう。もし悪党の手にどうしても渡したくない時のコツを紹介しましょう。

  • その場ですぐに渡せるように予備の財布や古い携帯電話を持ち歩いている人もいます。
  • 徒歩の場合は財布には十分注意しましょう。でも泥棒に手渡すための現金は別に用意しましょう。
    友達の中には、強盗にあって安全な場所に移動するために、靴の底にタクシーに乗るための予備のお金を隠している人もいます。
  • 車の場合にできること/すべきことは、
    (1)バッグをトランクの中に入れる。
    (2)運転席のシートの下に財布と携帯電話を隠す人もいます。
    (3)女性の中には強盗に襲われたときに、即座に渡せるように古い小銭入れに小石などを入れている人もいます。
    特に気をつけなければならないのは、渋滞中にメッセージを送ったり携帯で通話することです。なぜなら、泥棒にとってはまたとないチャンスだからです。
  • 結婚指輪は強盗の間でも特に人気があります*。
    友達の中には外でも身につけられるようにレプリカを作った人までいます。

(訳注)結婚指輪はほとんどが金(18K)で換金しやすいため。

鍵とチェーン

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  • ショッピングモールや大学などの公衆トイレではトイレットペーパーのロールにはチェーンで鍵がかかっています。
    それ以外の所では、単純にトイレットペーパーはないので、持参しましょう。
  • 最近のトレンドでは、人々は車のカーバッテリーにも鍵をつけています。
  • 最後に、私たちが聞いたチェーンと鍵に関する最も極端な例では、あるカップルが旅行に行く間、侵入者が入れないようにアパートのドアを溶接して閉じることにしたというのがありました。

クレイジータクシー

  • タクシーやモトタクシー(バイクタクシー)は最良の友になりえます・・・が最悪の敵になる可能性もあります。
  • もしタクシーが普通の乗用車でプラスチックで作った自家製のサインを屋根につけているか、あるいはただ”TAXI”と書いたステッカーを貼っているだけなら、何としてでも避けましょう。同じことはバイクタクシーにも言えます。特にライセンスプレートをつけていないものは絶対に避けましょう。
  • ベネズエラ人なら数人の信頼できるタクシー運転手の番号はアドレス帳に入れておくべきです。別の簡単な方法としてはEazyTaxiのアプリを使うと良いでしょう。
  • 最近出てきた本当に悲しい流行は、いわゆる買い物袋泥棒とでもいうべきものです。
    タクシーは単独の買い物客がスーパーに行って買い物が済むまでおとなしく待っています。そして最終目的地に到着する前に、運転手は乗客に車から降りるように言います。ただし、今しがた買ったばかりの物は袋ごと置いていかなければなりません。

究極のアイロニー

ユーモア作家のロレアノ・マルケスは「ベネズエラは世界で唯一人々がまだ自分のものになっていないものを盗む国である」と言っています。スーパーの近くを何も考えずにブラブラと歩く日々は過ぎ去ったのです。最近では、自分が買う見込みのある品物すら、ショッピングカートから盗まれないように護らなければならないのです。
ベネズエラで言うように、泣かないためには笑うしかありません

***

読者の中にはもっと他の安全対策や、悲しい逸話を知っている人がいると思います。どうぞコメント欄で教えて下さい。

そして、フォースと共にあらんことを。

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