ロベルト・セーラの金庫はチャベスの写真の裏に隠してありました
Robert Serra’s safe was hidden behind a portrait of Chávez
2014年10月14日 Francisco Toro
これ以上、完璧なドラマみたいな話もないだろう。
サンドラ・ゲレロによるさらに詳しい記事がEl Nacionalにある。ソースは匿名のようだが。
どうやら、セーラは強盗の最中に殺されたようだ。この強盗を指揮していたのはエドウィン・トレスという名前の男で、セーラと数週間前に揉めていたボディガードの一人だった。
国会議員セーラは、2014年のベネズエラの文化賞受賞のときの(チャベスの)写真の下に隠されていた金庫を開けるまで、かなりひどく殴られていた。
ギャングのトレスは、その金庫から2丁のライフル銃と金を奪った。そして、まだよく分からないのだが、なぜか彼らは国会議員を刺し殺した。
彼のパートナーのマリア・エレラはセーラの殺害を目撃してしまったために、死ななければならなかった。
この事件を追い続けているEl Nacionalに拍手を。国の最後の独立メディアであることは心細いに違いない。サンドラ・ゲレロには感謝しても感謝しきれない。
<訳者註>
情報が交錯しているPSUVの若い議員ロベルト・セーラの事件の続報。
以前の記事では、セーラの事件とコレクティボスと警察の対立に関係、さらにはコレクティボスのリーダー、オデルマンの殺害を関連づけて紹介しているが、この点については未だ分かっていない。
今回のEl Nacionalの記事で明らかになったのは、マドゥロが反政府派やコロンビアのウリベ大統領などに対して殺人の責任があるとして非難したのが全くの論外であったことである。
元記事El Nacionalのポイントをもう少しだけ詳しく紹介すると
- 犯人のトレスはセーラのボディガードを勤める警察官で、数週間前にセーラと揉めていた。
- トレスがギャングを雇って強盗を企てた。つまりセーラの内輪の人間の犯行だった。
- チャベスの写真の裏にかなりの額のお金とライフル2丁が隠されていた
- 盗まれたお金(米ドル)の金額は分かっていない
- ちなみにそのライフルはAR-15とM-16で、一般市民が手軽に購入し所有するようなものではない