的外れな武装解除策

The disarmament that wasn’t there
2014年10月15日 Gustavo Hernandez Acevedo

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大して集まってないけど、まぁそのうち・・・

ベネズエラ政府は何度も何度も自分達は犯罪対策に取り組んでいるように見せようとしてきた。とはいえ、いつものことながら、現実がそれを阻んでいる。

ベネズエラの凶悪犯罪はまたしても国際メディアに登場した。というのも、今月始めのチャベス派の国会議員ロベルト・セーラの不吉な殺人事件あり、その数日後には政府当局と政府派の武装集団(コレクティボス)の間でカラカス中心街における銃撃戦が起き、コレクティボスの指導者のホセ・オデルマンを含む5人の死者を出したからだ。

9月始め、『白昼の死角』と題するユニセフの最新の報告書は、グアテマラとエルサルバドルに続き、ベネズエラは子どもとティーンエイジャー(0歳から19歳)の殺人率が世界で3番目(10万人の住人に対して20人)であるとしている。

この報告書が発表されて数週間後、ベネズエラ中央政府は、4700万ドル(約51億円)の特別基金がつくという最新の武装解除計画を発表した。その計画では、無許可の銃を所持している人々は、それを国中にある指定のセンターに匿名で持ち込む。するとこの証明書がもらえ、これにより“優遇措置”を将来受けられる(ノートパソコンや大学の奨学金や建設資材などをもらえる)というものだ。

でもこんなので本当に効果があるのだろうか?El Nacionalの犯罪リポーターのハヴィエル・マジョルカはかなり疑わしいと考えており、そのことを彼のブログCrímenes sin castigoのこの投稿にまとめている。懸念される点としては、先立った組織や振興がないことや、今後の予定が全く決まっていないという事実などが挙げられる。他の批判は政府が最も重要だと考えている匿名性に集中している。この計画には、それらが犯罪に使われたかどうかの検査も含まれている。

しかしながら、内務省大臣ミゲル・ロドリゲス・トレス*はさらに先へ進みたいで、国内全ての合法の銃の許可証の見直しを認めた。これは、トレスが少し前に宣言した、中期的に銃器の携帯を認める全ての許可証を廃止するという計画と合わせて実施される。しかし、トレスの計画はボリバル・ボディーガード組合という思いも寄らないところから反対の声が上がっている。

訳注*トレスはこの記事の後10月24日に内務省大臣のポストをはずされている。ちなみに、カラカス中心街での銃撃戦の時にコレクティボスの指導者ホセ・オドレマンは、コロンビアのメディアNTN24のインタビューで名指してトレスを批判、辞任を要求していた。

さて、今までのところ一体どれほどの違法の銃が集まったのだろうか?口にするのは辛いのだけど、最新のニュースでは750丁の銃を破壊したと言っていた。これで全部?それともほんの一部?詳細は全く不明であるため、正確なことは分からない・・・ちなみに、この計画を成功させるには、武装解除計画の透明性が高くなければならず、また検証可能であるべきであると、ほとんどの記事で強調している点は注目に値する。

その間にも、政府は犯罪組織のリーダーとの交渉を続けるのだろう。この計画がもっと早く効果を出さなかったのが残念でならない*。

訳注* 政府が今回と同様の物やサービスと武器を交換するタイプの武装解除計画を行うのは初めてはない。何度も同様の策を出しては、全く効果を挙げられずにいる。

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