大臣の家で働く乳母が武器密輸で逮捕

ベネズエラでの政府高官の汚職はよくあることなので、ベネズエラ人は多少の汚職やスキャンダルでは驚きません。が、今回の自治省大臣エリアス・ハウアの件は驚いた人も多かったのではないでしょうか。ベネズエラでの政治が一体どれほど非常識なのかを端的に示すケースかと思います。

殺された国会議員ロベルト・セーラも個人事務所にアサルトライフルを所持していたことが分かっていますが、銃と引き換えに奨学金や医薬品などを提供するという全く効果が期待できない政策を行う前に、まずは、国家議員や政府高官を武装解除することから始めた方がよっぽどよいのではないでしょうか。


Disarmament and Its Discontents
2014年10月25日 Gustavo Hernandez Acevedo

ブラジルの新聞Folha de Sao Pauloこの記事を少しみてほしい。

家付きの乳母に武器を運ばせているハウア自治省大臣

自分の家の乳母に38口径リボルバーを持ち運ばせているハウア自治省大臣

エリアス・ハウア(現ベネズエラ自治省大臣)の家付きの乳母が金曜の早朝、サンパウロのグアルーリョス国際空港で、武器密輸の容疑で身柄を拘束された。彼女は38口径リボルバーと実弾を携行しており、彼女はこれは大臣の所有するものであると話した(・・・)
乳母の名前は明かされていない。彼女はハウアの義母とその他の親戚と一緒にPDVSAの飛行機で旅行中で、グアルーリョスに上陸した。手荷物がX線を通過した時、連邦警察職員がこれらのスーツケースの一つの中に一見して銃とわかるものが入っているのを見つけた。乗客はそのスーツケースは大臣のものであると話した。ハウアはポルト・アレグレブラジリアにおける(ブラジルの)労働大臣と農業大臣とともに幾つかの会議に参加予定であった(・・・)

海外での外交会議に銃などを持っていく必要があったのだろう?これでは、新しい武装解除計画がうまくいかなくても*驚かない。当然ながら、情報の覇者詳細をひた隠しにしており、SiBCI(ベネズエラ国営通信情報制度)は歯牙にもかけていないようである。

訳注* 前回の記事「的外れな武装解除策」で紹介したときから若干進展があり、トレス大臣(当時)の発表によれば800丁の銃が回収されたということである。約51億円の資金を投入して800丁の銃を回収した一方で、国立警察の分署から54丁の武器が強奪される事件も起きている。

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