キューバの巧みな嘘の教訓

Lessons from the Cuban snow job
2014年12月18日 Juan Cristobal Nagel

先日のアメリカとキューバの間の緊張緩和がどのような結果をもたらすかについて語るのはまだ時期尚早かもしれない。とはいえ、カラカスにいるベネズエラ政府の面々がそこから学ぶべき教訓は、すでにいくつか挙げることができる。

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してやったり?

まず、この発表はここ数年来で初めてカラカスとハバナの間に実質的な亀裂を作り出したという点。

昨日のキコの指摘は正しい。カラカス政府は何かを決定するとき、必ず事前にハバナ政府に相談する。キューバは、ベネズエラ政府が行うあらゆる重要な政治的判断に関わっており、この二国は完全に同調しているために、時にはただ一つの国のように考えられていたほどだ。

しかし、この18ヶ月に渡る秘密裏の交渉についてベネズエラが知らされていなかったのなら、これが釣り合いの取れた関係でないことは明らかだ。

徒党を組んでいた二国の政府間の信用は壊れてしまった。そしてこれを修復するには時間がかかるだろう。そして、たとえ政府高官がキスして仲直りしようと、下々の人々(つまり官僚や諜報員や軍の中間幹部の士官たち)は、キューバから来たアドバイサーたちの誠実さに対して、少し懐疑的にならざるをえないのではないだろうか。

次にベネズエラが学ぶべきは、外交上の大きな賭けは目につかない場所で行われるという点。

キューバは世界に向けてアメリカと会談することを発表しなかった。フランシスコ法王はバチカンで行われた秘密の会談についてツイートしなかった。そしてカナダのジョン・ベアード外相はオタワで派遣団を連れて歩き回ったりしなかった。確かに会談は行われたが、精神病患者の集団や馬鹿げた集会からは遠く離れた場所で、内々に行われたのだ。いばりちらすこともなく、怒号をあげることもなく、いい気になることもなく、ただ彼らは話をしたのだ。真剣な場では、ものごとはそういう風に進むものだ。これはチャベス派の人々に完全に欠けている能力である。

最後の教訓は、もしベネズエラが本当にワシントンの好意に預かりたいと思っているのなら、キューバがそうしたように、譲歩が必要だといういう点。

ベネズエラには、おそらく大陸上で最も有名な良心の囚人であるレオポルド・ロペスを含め、多くの人々が政治犯として捕らえられている。カラカスがなんらかの寛大さを示し、この人たちを解放する意志を示さないかぎり、ディオスダド・カベジョの英語ができる愛人がニューヨークタイムズに書いた*無礼にもほどがある嘘だらけのオプエド記事を何本書いたところで、関係改善のための対話は一方的なものにとどまるだろう。

*ディオスダド・カベジョは国会議長でベネズエラ政権におけるマドゥロに続くナンバーツーと言われる人物。ただし、マドゥロとの関係はあまり良好でないと言われる。ここで愛人が書いた記事とあるのは、ディオスダドにはニューヨークタイムズに寄稿できるほどの英語力はないため、誰かが代筆していることは明らか。

アメリカとキューバの合意はアメリカ大陸における歴史的な転換点となった。そして、これは熟練の専門家たちが外交上の大きな賭けに出た結果である。

しかし、この手の駆け引きは、準備不足の私たちの指導者たちにはとうてい手に負えないものに思われる。

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