混乱を極めるベネズエラ

ベネズエラの選管による大統領罷免の手続き中止決定のショックもつかの間、予定されていた通り、10月26日にベネズエラ全土で野党主導の大規模なデモが行われました。

この9月にもベネズエラの大規模抗議は大きく報じられたので、一体これまでとどこが違うのか?と疑問に感じる人も多いかもしれません。この点について解説します。

崩れゆくベネズエラ

ここのことろベネズエラは大きく揺れています。
大統領罷免選挙を求める野党、それを妨害するマドゥロ政府、軍事クーデターの噂、物不足、食料不足、薬不足は深刻の一途で、ここ数日は毎日のようにベネズエラ各地で襲撃事件が起きています。
このような中で、ベネズエラに世界中の注目が集まりつつあります。それに呼応するように、ベネズエラの全体像を紹介する優れた記事も多く出でてきています。ベネズエラの現状を知るための、注目の記事をいくつか紹介します。

選挙当日1:不正はあった

この12月6日の議会選挙でついに野党連合が過半数を勝ち取りました。
しかしマドゥロが敗北を認めたからといって、チャベス派が公正な選挙を行ったことにはなりません。政府は最後の最後までなんとかして状況を覆そうとしていました。むしろ、ここまで公正さを欠く選挙の中で、野党はよく勝てたな、と驚きます。

的外れな武装解除策

ベネズエラ中央政府は、4700万ドル(約51億円)の特別基金がつくという最新の武装解除計画を発表した。その計画では、無許可の銃を所持している人々は、それを国中にある指定のセンターに匿名で持ち込む。するとこの証明書がもらえ、これにより“優遇措置”を将来受けられる(ノートパソコンや大学の奨学金や建設資材などをもらえる)というものだ。

国会議員殺人事件の続報

どうやら、セーラは強盗の最中に殺されたようだ。この強盗を指揮していたのはエドウィン・トレスという名前の男で、セーラと数週間前に揉めていたボディガードの一人だった。

殺されるという恐怖

19日水曜日午後8時1分、友人からメッセージが届いた。(WhatsAppだったから時間は正確だ。)
「コレクティボは平和の人々だと言う人達へ。ハエ一匹殺せない弟が建築学部で彼等に襲撃され暴行を加えられた。」

友人の弟はそれについて何も話をしたくないと言った。その気持ちはわかる。だが他の学生の一人はそのことについて「いつでも話せる」とメールをくれ、他の学生も「話す心づもりはできてる。何でもきいて」というメールをくれた。

大学生たちの戦い

スローモーションで、一本のガラス瓶が、完璧な軌道、完璧な放物線を描きながら空中をすうっと飛んでいくのを見た。アビラ山とカラカスのきらめく太陽を背後にしてその物体が優雅に飛んでいき、ヘルメットと盾の海に落ちていく、その1秒に満たない間、時は止まったようだった。