なぜ今「ベネズエラで起きていること」なのか
故ウゴ・チャベス大統領により打ち立てられた21世紀の社会主義革命を進めるベネズエラ。そのチャベスの理想の後継者ニコラス・マドゥロ大統領が政権を握るベネズエラで、2014年2月19日、大きな変化がありました。
それまでは国民を暴力で制圧しようとすることはなかったチャベス派政権が、力で反対派を押さえることに決めたのです。このことは、現政府の影響力の弱体化と、それゆえに独裁体制の強化を意味していました。
この事件を機に、私はベネズエラを代表するオピニオンメディアCaracasChronicles.comの中でピックアップした記事を翻訳し公開することにしました。
私はCaracas Chroniclesの創設者Francisco Toroの妻として、ブログの発展と苦労と苦悩をここ10年以上傍で見てきました。今もです。そして私達の二人の子どもの二つの祖国のためにも、今自分ができることをしたいと思ったからです。
あれから2年。
昨年2015年12月6日の国会選挙では、チャベスが政権に就いて以来初めて野党が国会で多数を勝ち取りました。歴史的な勝利でした。そして2016年は、加速するインフレ、のっぴきならない物不足、貧困率の上昇、デフォルトの懸念と、2014年とは比べものにならないほどの危機的状況、混乱状態にあります。
2016年6月以降、ベネズエラにおける物不足は洒落にならないほど悪化しています。貧困層における飢えは拡大し、医薬品不足による死亡者は増加し、ベネズエラは人道的危機に陥りつつあります。
野党多数の国会議決はことごとく最高裁により無効化され、大統領罷免に向けた野党側の動きは選挙管理委員会(CNE)により阻まれ、なかなか状況は改善に向かっていません。
かつて石油マネーで潤い、南米全体に影響力を拡大し、社会主義旋風を巻き起こしたベネズエラは、今にも崩壊しようとしています。
当ブログは、日本では報道されることはあっても、あまりに特殊でなかなか実態の掴めない、意味不明な国ベネズエラをCaracas Chroniclesの記事やその解説を通じて読み解いていきます。
読んでなるほどと思ったらぜひ記事をシェアしてください。
Caracas Chroniclesチームも、ベネズエラの人たちも、みんなベネズエラの現状を少しでも日本の人に知ってほしいと思っています。
もし誤訳を見つけた方はご一報下さい。よろしくお願い致します。
あと、翻訳を手伝ってくれるという方がいれば大歓迎です。
野田 香奈子
連絡先
@nodako TwitterでいつもCaracas Chroniclesの記事の簡単な紹介、日本のメディアで報道されたベネズエラ関連の記事の紹介などをしています。ベネズエラに興味がある方はぜひフォローお願いします。ご質問やコメントをいただければ、できる限りお答えします。
当ブログのFacebookページもあります。ここでは、Twitterの投稿のまとめ的なものを投稿しています。
また直接のお問い合わせなどはこちらのメール([@]は@に置き換え)にお願いします。
venezuelainjapanese[@]gmail.com
ニューズウィーク日本版にブログ記事が一部転載されています。
ハフィントンポスト日本版
ハフィントンポスト日本版に参加していましたが、今後、もう投稿することはないと思います。理由は《ハフィントンポストのこと》に書いてあります。
オンライン雑誌『シックスサマナ』第25号にベネズエラの治安悪化をテーマに「暴力に支配されるベネズエラ」という記事を寄稿しています。
2016年8月4日更新
南半球在住で嫁がベネズエラ出身なので色々と噂は聞きます。
ただ、無理もないことなのですが、噂は視点が主観的・感情的なので、
国の状況の全体像が把握しにくく、色々ニュースを漁り読みしていた時にたどり着きました。
ただ、内政がこんな状況の中でも、ベネズエラU20サッカー代表は、
先日ワールドカップで準優勝しています。
http://www.independent.co.uk/sport/football/international/england-u20-under-20-world-cup-winner-dominic-calvert-lewin-everton-venezuela-a7784361.html
試合の中継を見てましたが、名門イングランド相手の奮闘に目頭が熱くなりました。
血生臭いニュースが多い中、明るいニュースもありましたというご連絡でした。
これからもがんばってください。
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のだこさん、翻訳お手伝いしたいです。
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ありがとうございます!メール送りました。
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nodakoさん、このブロッグは最高です、頑張ってください。残念ながらベネズエラのニュースは日本まで届かない、届くとしたらとても諸略した話しかない、まるでベネズエラ政府が認めた内容のようなものしかながれないです、非常に残念です。この翻訳とあなたの意見があるから日本人に少しでも本当の状況が把握できることを祈っています。Great work, keep it on!!
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どうもありがとう!すごく励みになります。ぜひ日本のお友達にも紹介して下さい。
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〉残念ながらベネズエラのニュースは日本まで届かない、届くとしたらとても諸略した話しかない、まるでベネズエラ政府が認めた内容のようなものしかながれないです、
同感です。
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Andresさん
同感です。ベネズエラについてのニュースは日本ではあまりにも少なく、報道されるとしても簡略なものばかりで状況が把握できません。このようなブログを立ち上げてくれたnodakoさんに感謝したいです。
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ありがとうございます。CaracasChroniclesは、報道、ニュースを配信するブログではなく、現状を理解するための解説、論評をしているブログです。日本におけるベネズエラ情報には特にこの解説、論評を請け負うジャーナリズムが不十分だと思います。だから情報が入ってきても理解するのが難しい。このブログが少しでもベネズラの状況を知る助けになれば幸いです。
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すべてが「点」でのみ報じられ、語られています。私も何も知らなかったことに驚きながら、字幕をつけました。1人でも多くの人たちと情報を共有したいと願っています。 http://www.youtube.com/watch?v=e_pT_q1pTss ありがとうございます。
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read more before you keep embarassing yourself. please. http://venezuelanalysis.com/analysis/10377
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it was pretty interesting.
thank you.
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一つ忠告しておくと、ベネズエラアナリシスはデマしか流さないプロパガンダサイトです。
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非常に遅くなりましたが、kanakoさんに直接返信できないので、ここに返信します。
多くの意見を聞くことは非常に有用です。
そして誰もが、自分を(あるいは自分たちを)主張するのは当然です。
したがってすべての意見なり表現は本質的に不完全です。(当然客観的ではないでしょう)
また時間的に過去に存在したものが、確かに、今も、同じ本質であるとも限りません。
さらに、それを狡猾に利用する勢力というものも存在するでしょう。
しかし、僕らはあまりに遠くにいますので、それらを総合的多角的に理解することは非常に困難です。
多分、そちらへいって、数カ月滞在しないと実感(理解)するのは難しいでしょう。
そうした中で、僕は安易を評価下すつもりはまったくありません。
ただ、僕はあなたがたの「チャベス」に非常に興味を持っておりますのは事実です。
ベネズエラ国民(ひいては南アメリカ人民)の自由や生存権を求めて欧米権力と勇敢に戦った人物として非常に尊敬しています。
それゆえにあなたがたの国ベネズエラには今後も関心があるのです。
僕は、あなたがたの富があなたがた全員にできうるだけ均等に分配されることを希望しています。
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Hi, should read more before spreading DISINFORMATION to a Japanese speaking audience. Learn to think for yourself. I urge you to read more and think critically instead of following the opposition line like a robot. http://www.alborada.net/ellner-venezuela-200214
日本の人達に間違った情報を流すのはやめてください。
何も考えずにこのような情報を流すのではなく、自分でもっと脳みそを使って考えてください。
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これは私が自分の脳みそを使って考えた結果、最善と判断したことです。あしからず
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