母子の死が意味すること

数日前、息子と娘を連れて一人の母親がコロの通りを歩いていたのだが、母親のサラは恐怖におののいた。
息子セサルが蓋の無いマンホールの中へと落ちて行くのを目にしたのだ。
恐怖に襲われた彼女は、息子を引き上げようと直ぐさま下水溝の中へと身を乗り出した。恐怖の叫びが続き、そしてその後、静寂が辺りを支配した。
数日後、二人の遺体は通りを何マイルも下った水道管の中で発見された。

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排撃される科学

ベネズエラ科学研究機構(略称IVIC)での思い出は素晴らしかった。私は細胞神経薬理学研究室の短期インターンシップの一環でほんの数ヶ月を過ごしただけなのだが、サソリの搾乳(scorpion milking : サソリに電気刺激を与えることによってその猛毒を採取する)を含めて全てが楽しく、どんなときもわくわくして過ごすことができた。設備が整ったあんまりにも良い環境だったから、うっとりしてしまったほどだった。

カカオをお恵みください

ベネズエラという国がどこにあるかぴんと来ない人でも、もしかしたら「ベネズエラカカオ」や「ベネズエラチョコ」という言葉は聞いたことがあるかも知れない。
近年では日本のスーパーにも並び、比較的簡単に購入できるようになったベネズエラチョコレート。
そのカカオは世界でも極めて貴重で、香しく、美味だ。
しかし、いま、ベネズエラの数少ない産出品の一つであるこのカカオが輸出難に見舞われている。
日本のスーパーからベネズエラチョコが姿をくらますのも時間の問題かも知れない…。

キューバ 反体制派の本音は?

このビデオは観るに値する。
そこでは、キューバ反体制組織の主要メンバー四人が我こそが正しい、と持論を展開しているからだ。
ビデオに映っているギジェルモ・ファリニャスの言葉を借りるなら、オバマに裏切られたと感じている点で彼らは一致している。通商禁止の解除はカストロ派に対する報酬であって、結局のところカストロ政権の利益になると考えているのだ。

マックからポテトが消える?!

マクドナルドがベネズエラでかの有名なフライドポテトの販売を中止するかもしれないというニュースはここ二、三日、世間を騒がせている。
マクドナルド社はウェスト・コートでの労働争議が輸出を停滞させていると主張している。実際、日本マクドナルドは2014年12月、同じ理由でフライドポテトの販売を制限した。
しかし、AP通信のハンナ・ドライアーが書いているように、南米でベネズエラ人だけが「マックフライドポテトを忘れよう。ビッグマックのキャッサバポテトはいかが?」という売り文句を耳にしているのは不思議である。

抗争を解きほぐすのは女性?

ベネズエラ社会における女性の役割というのは、ほとんど議論されていない話題だ。
ベネズエラのメディアは、専ら女性を無力な犠牲者や、性の対象、あるいはチャベスの扇動者のいずれかとしてしか扱っていない。そして時に、貧しい女性たちの選択の中に、貧困の源を見出すのだ。
しかし、ベネズエラ女性たちが担う役割の中で、ほとんど議論されていないものがある。今日、平和と安全を促進するために、世界中の女性たちに力が与えられているにも関わらず。

世界最高層のスラムビル、デイビッドタワーにさようなら    

デイヴィッドタワーの明け渡しをめぐるボリス・ムニョスのこの記事がとても良かった。記事には革命とポピュリスム、犯罪と商取引、切望と絶望の小宇宙が表出されている。たいしたものだ。
このような物語が現れるまで忍耐強く待ったVocativは賞賛に値する。