じわじわと広がる飢えの危機

ベネズエラを知る人や、ベネズエラで暮らしたことのある人は、この国が現在、アフリカのような食料危機に直面していると言われてもピンとこないかもしれません。

ですが、事態はもはや単に食べ物が手に入りづらいという状況ではなくなっています。貧困層では飢餓の脅威が確実に迫っており、栄養不良の子どもたちの命、未来を脅かしているのです。

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毎日新聞のベネズエラ特集

ここ数週間、毎日新聞でベネズエラ特集が組まれています。
記事では、それぞれが幅広いテーマを扱いながらも、ベネズエラでも特に問題視されている重要なテーマや話題がピンポイントで取り上げられています。写真や動画も豊富で、ベネズエラの現状について知るとっかかりとしては最適な記事ばかりですので、ぜひ読んでみてください。

メルトダウンするベネズエラ

オーストラリア国営放送SBSの報道番組Datelineによる「ベネズエラのメルトダウン(Venezuelan Meltdown)」と題したベネズエラ報道が秀逸です。政府側の人、反政府側の人双方へのインタビューや、チャベス死後の状況や選挙も振り返り、現状の生々しい様子をベネズエラの人々の声を交えて伝えています。

母達への手紙

ベネズエラの若者たちは今街頭に出て、この息詰る現状に対し抗議し希望を持てる将来の国のために闘っている。我々は一人ではない、何百万人という人々が共に街に出て心から応援してくれている。そうだ一人ではないのだ、各人に母親という最大のインスピレーション、最高の勇気が一緒だからである。一人の若者に一人の母親があり、無条件の母子愛があるからである。

カラカスの避難部屋から

7ヶ月の女の子の赤ん坊を催涙ガスの影響から守る最善の方法は?この建物の入り口から入ってくる燃えたゴミの山から出ている煙を彼女が吸ったら危ないだろうか?9mm弾は私たちのアパートの壁を突き破ってしまうだろうか?この人が沢山住んでいる中産階級の住居エリアで、来週の分の家族の食料を見つけられるだろうか?それとも非常食を用意するべきだろうか?

抗議する権利のための抗議

ベネズエラでの抗議運動は、ある意味、自己言及的である。すなわち、組織的に抗議することを政府が国家への反逆と同じとみなしているという現実に直面して、人々は、まさにその抗議する権利を守るために抗議運動をしているのだ。

表現の自由がベネズエラにあると?

ベネズエラにおいて未だかつてないほど表現の自由が謳歌されている、としつこく言い張る人のお気に入りのソースがこのBBCの報道(情報通信庁から引用)だ。ここでは国はたった5%の報道局しか所有していないと述べられている。それ以外は民間が経営しているのだから、と議論は続き、だから政府を批判する自由があるのだ、という結論になる。