ジャーナリストの情報提供者に迫るベネズエラ情報局

ジャーナリストに対するベネズエラ当局の圧力はここ数年でますます露骨になっています。
最近では、物不足のために抗議を行う人を取材するジャーナリストが攻撃の対象になったり、病院の取材は禁止されていたり、取材中のジャーナリストが治安当局の人に呼ばれて脅されたり、ということも聞かれます。さらには当局が情報提供者のあぶり出しまで始めており、かなり心配な状態です。

ベネズエラにカラカスクロニクルがなかったら?

カラカスクロニクルの再出発を祝して、最初のゲストライターはモイセス・ナイムです。今年1月Facebookのザッカーバーグが始めた読書会で最初に取り上げられて話題になった『権力の終焉』の著者で、ベネズエラの元貿易産業大臣、フォーリン・ポリシーの元編集長、カラカスクロニクルの長年の読者の一人でもあるナイムの記事を紹介します。

[独占記事]テレスールのブラック企業体質

テレスールが開局十周年にあたる2015年7月に、英語版の衛星放送局を新たに立ち上げ準備を進める中、カラカスとキトの本部は不穏な状況にある。社員の上層部の数名が酷使され、カラカスの中枢組織から追い出されており、さらに賃金格差やシフトスケジュールの不公平、仕事の負担量における不公平が社員の幻滅を招いているのだ。
Caracas Chroniclesは、アルゼンチン人の元従業員”G”によって書かれた非常に長いメールのリークを受け取った。また、このリークメールをCaracas Chroniclesに送ってきたXは、さらに詳細な情報を提供してくれた。

ベネズエラから新聞が消えていく

ベネズエラで何が起きているか知りたいって?結構難しいよ。
政府メディアの報道番組はただのプロパガンダだし、民間メディアもニュースを報道するにはするけれど、インフレの話や人が興味を持ちそうな話ばかりだ。新聞はこの虚しさを埋めようと頑張っているものの、その多くが正体不明の人々に買収されるか、絶えまない新聞用紙不足に悩まされている。

ハフィントンポストのこと

今月の初めに私が公開した東大のエストゥディアンティーナ駒場に関する記事『独裁政権に踊らされた東大のベネズエラ音楽楽団』が、ハフィントンポストで一度公開された後で、「記事の内容が一部、中傷的である」という理由で公開が取り消しになりました。

独裁政権に踊らされた東大のベネズエラ音楽楽団

今年3月、ベネズエラのメディアに突如現れ、センセーションを巻き起こした東京大学のベネズエラ音楽楽団エストゥディアンティーナ駒場(略してEK)。
この日本人達は、国際的な批判が高まるベネズエラ政府の加勢にやってきたチャベス主義を信奉する夢想家なのか?あるいは、純真だったために政府の煽動に気付かぬまま、たやすく利用されてしまった「役に立つ馬鹿 」なのか?
東大のエストゥディアンティーナ駒場メンバーによる、2014年ベネズエラツアーの実態に迫る。

今声を上げるか、一生虐げられて生きるか

過去15年間、独裁主義者に支配されてきたこの国は、現政府の司法、政治、経済の絶対的権力に押さえつけられ、徐々に国民の権利と自由、国の平和を失ってきました。

政府側になびかない多くの人が仕事を奪われ、発言の自由を失い、私たちは世界二位といわれる最悪治安の中、人や場所を選ばない強盗、エクスプレス誘拐*、殺人に毎日怯え生活しています。その犯罪の多くに警察が絡んでいるといわれており、犯罪者の90%以上が罰せられずにいます。

検閲に抗して 

カデナ・カプリレスは、ベネズエラで最大規模を誇る新聞社グループである。
しかし、同社の屋台骨であるウルティマス・ノティシアス紙(Ultimas Noticias)の日曜版から、アルタミラ広場で起きた抗議運動の特別取材記事を削除されてしまって以来、この社は混乱の渦中にある。