草の根運動はどのようにチャベス派の不正工作を打ち破ったか

12月6日のベネズエラ選挙では、未曾有の経済危機のため政府は敗れたと言われます。ですがそれだけではなく、地域の投票所で不正を防ぎ、人々に穏便に投票を行えるよう野党により組織されたベネズエラ中の何千人ものボランティアの働きもありました。

議会の3分の2を占めても野党は安心できない

ここ数日で、この選挙での野党の勝利を振り返り、意味について考え、今後の展望や懸念について議論した記事が各紙で続々と出ています。これらについて少し紹介します。
まず我らがカラカスクロニクルのライター、ラウル・ストークによるニューヨークタイムズのオプエド記事から。

選挙翌日は意外にも平穏だった

2015年12月6日、歴史に残る野党の地滑り的大勝の翌日、ベネズエラは奇妙なほどに落ち着いていた。
オートバイに乗ったギャングだけではない、軍人も、武装集団も、それっぽい人間は誰も外をうろついていなかった。意外にも、ただただ平穏だった。

選挙当日1:不正はあった

この12月6日の議会選挙でついに野党連合が過半数を勝ち取りました。
しかしマドゥロが敗北を認めたからといって、チャベス派が公正な選挙を行ったことにはなりません。政府は最後の最後までなんとかして状況を覆そうとしていました。むしろ、ここまで公正さを欠く選挙の中で、野党はよく勝てたな、と驚きます。

ベネズエラ選挙の基本の「き」

12月6日、ついに運命のベネズエラ選挙の日がやってきました。この選挙結果次第で、ベネズエラを中心にここ十数年続いていた南米の左翼政権の方向は大きく転換するでしょう。
とはいえ、一体ベネズエラ選挙とは何なのか、どのようなことが起きているのかは、ベネズエラ人以外では知らない人がほとんどだと思います。そこでベネズエラ選挙の基本を紹介します。これさえ押さえておけば、ニュースや新聞でベネズエラ選挙について報道されても何のことなのかわかるはず!

ベネズエラの選挙で懸念される暴力の激化

11月25日、野党候補のルイス・マヌエル・ディアスが遊説中に射殺されました。ステージ上で殺された彼の横には、政治犯として捕まっている野党指導者レオポルド・ロペスの妻リリアン・ティントリが立っており、実が彼女がターゲットだったのではないかという説もあります。

ベネズエラの電子投票制度がダメな理由

ベネズエラは、世界に先駆けて電子投票制度を採用している国です。2004年、チャベスは多国籍企業で現在はイギリスに本社を置くSmartmatic社のシステムを導入しました。しかし、ベネズエラではチャベス派政党による選挙時の不正が言われており、反政府派の間では電子投票システムの評判はよくありません。
実際のところ、このベネズエラの電子投票システムとはどのようなものなのでしょうか?反政府派の一部の人々が訴えるように、スマートマティック社の電子投票システムが本当に政府の不正の原因なのでしょうか?
投票所でのボランティア体験に基づく、エンジニア視点からの目から鱗の分析を紹介します。