マドゥロ大統領は金の無心に奔走したけれど

1月2日金曜日、ブレント原油の価格は1バレル57ドルあたりで取引が終了した。
2日後、動揺したニコラス・マドゥロ大統領は、「石油価格の回復のための戦略(を作り出すこと)に向かってハイレベルな努力を続けていくため」、自ら中国・中南米カリブ海諸国共同体(CELAC)フォーラムのために中国に出向き、さらにOPEC加盟国とOPEC非加盟国のいくつかを訪問することを発表した。マドゥロが本気で親しい国から新たに現金を貰ってこようとしていることを、みんな知っていた。

ベネズエラ近況(経済状況について)

現在、ベネズエラではインフレが続きハイパーインフレも懸念されています。そして物不足が深刻化しています。
これらの原因は、政府の設定した1ドル=6.3ボリバルの公定レートです。平行レート(闇レート)では、2ヶ月前はまだ170ボリバルあたりだったのが、2015年3月17日現在で1ドル=267.43ボリバル。2013年に60ボリバルを超えて大騒ぎしていたのが懐かしく感じられるほどです。

美しく無駄な公共事業

みんな音楽や美しい建築やエルシステマが好きだ。だけど、さすがに100万ドル(約1億円)もするフランク・ゲーリーがデザインした最新のホール、またの名をドゥダメル記念館をバルキシメトに建設するのに賛同するほど好きなわけではない。前回エルシステマが建設した劇場は、納税者に350億円の負担を強いたが、今回のは、まだいくらかかるのか検討もつかない。

中国のマドゥロ

先週はベネズエラ経済にとっては最悪の一週間で、大統領のファッションにとってはもっとひどい一週間だった。しかし、中国がベネズエラの破綻を避けるための資金をマドゥロに提供するのを拒んでくれたおかげで、ベネズエラの民主主義にとっては好ましい一週間となったといえる。チャベス体制は崩壊し続けている。

反政府野党の政治家がどのような人権侵害を受けてきたか

でっちあげの「陰謀」の罪で今日起訴された民主主義の運動の指導者マリア・コリナ・マチャドに対する、チャベス派の敵意はすでに茶番の極みに達している。今日は彼女が投獄されるか否かに注目が集まっていた。結果的には、彼女はまだ投獄されずに済んだ。とはいえ、ここ数年の間に彼女が直面している立て続けの人権侵害は尋常ではない。

貧困減少という都市伝説を切る

現在の不安定なベネズエラの状況を見てもなお、チャベス派政権を支持する人の多くが口にするのが「それでも、チャベス政権の政治のおかげでベネズエラでは貧困がかなり減少した」ということです。
ですが、本当にベネズエラで貧困は減ったのでしょうか?

今回紹介する記事は、ベネズエラでは今、貧困に苦しむ人々が増えていることを指摘しています。

マドゥロの経済政策がやばい

ちょっ・・・おま、戦略基金とやらに一週間の輸入分にも満たない資金しかないんだけど:

何年もの間(文字通り何年間も)、ベネズエラ政府が“疑似財政資金”に、正確にはどれだけの資金を隠していたのかを、誰もが知りたいと思っていた。疑似財政資金というのは、国家開発基金(Fonden)やフォンド・チーノ(Fondo Chino)といった監査もなく、報告もなされない、完全に政府の裁量に任された会計のブラックボックスのことだ。

貧しき人々への愛をなくして

ベネズエラ国立統計センターが発表した世帯調査の数値をみると、ベネズエラに暮らす貧困層の人口数は急激に増えたことがわかる。これは、チャベス主義経済モデルの、際立って非難すべき点である。

「貧困層でない」とみなされたベネズエラ人は、2008年の下半期では67.4%、そして5年後の2013年下半期では67.9%であった。数値はかろうじて動いたという感じだ。5年という歳月の中で、ベネズエラにおける貧困層減少にむけた取り組みは一切の進展をみせていない。さらに、上述の数値は政府が公表した数値であって、操作された情報である可能性が極めて高い。