ベネズエラの血塗られた一週間

ベネズエラの治安の悪さはこのブログでも何度も伝えてきましたが、この8月のカラカスは特に血なまぐさい一ヶ月となったようです。カラカスのベジョモンテの遺体安置所(主に変死体が運ばれる遺体安置所)には、この8月だけで少なくとも405人の死体が送られてきたとか。
今回は実際にベネズエラでどのような事件が起きているか、その事例の一部を紹介します。

独裁政権に踊らされた東大のベネズエラ音楽楽団

今年3月、ベネズエラのメディアに突如現れ、センセーションを巻き起こした東京大学のベネズエラ音楽楽団エストゥディアンティーナ駒場(略してEK)。
この日本人達は、国際的な批判が高まるベネズエラ政府の加勢にやってきたチャベス主義を信奉する夢想家なのか?あるいは、純真だったために政府の煽動に気付かぬまま、たやすく利用されてしまった「役に立つ馬鹿 」なのか?
東大のエストゥディアンティーナ駒場メンバーによる、2014年ベネズエラツアーの実態に迫る。

スター政治家にかかる圧力

ここ数日、世界中がワールドカップに沸き立つ中、ベネズエラの抗議運動に参加していた人達は不安で落ち着かない日々を過ごしていました。
というのも、反政府活動の指導者的な立場にある政治界のスーパースター、マリア・コリナ・マチャドが月曜日、検察で尋問にかけられることになっていたからです。

恐怖を知れ

既に監禁状態にある人々に発砲すること、
拘留施設に置き去りにする前に市中を引きずりまわすこと、
法廷弁護士と接触するのを認めないこと、
口では解放すると言っておきながら、帰ったら裁判所で署名を強いること、
解放された拘留者が国外退出するのを妨げること、
当局は刑罰に問われないということを誇示すること・・・
もうお分かりだろう。
「お前たちは我々を怖がるといい。」ということなのだ。

なぜベネズエラの学生はデモをするのか

ベネズエラでの学生デモについて、そもそもどうしてこんなことが起きているのかが分からない人は多いと思います。そこでベネズエラについて全く知らない人でも、現状が感覚的に理解できるように、ポイントを解説します。

今声を上げるか、一生虐げられて生きるか

過去15年間、独裁主義者に支配されてきたこの国は、現政府の司法、政治、経済の絶対的権力に押さえつけられ、徐々に国民の権利と自由、国の平和を失ってきました。

政府側になびかない多くの人が仕事を奪われ、発言の自由を失い、私たちは世界二位といわれる最悪治安の中、人や場所を選ばない強盗、エクスプレス誘拐*、殺人に毎日怯え生活しています。その犯罪の多くに警察が絡んでいるといわれており、犯罪者の90%以上が罰せられずにいます。

蛮行の記録

ベネズエラの出来事を終始見守っている私たちの中には、今年この国で見られた人権侵害のひどさに疑いをもつ人はいないだろう。そうではなくて、これは後々のため、(いつか、その名前にふさわしいような)裁判が行われる時のためのものだ。漠然と気をもんでいるだけではダメだ。私たちはこれらの暴力を事細かに記録する必要がある。