的外れな武装解除策

ベネズエラ中央政府は、4700万ドル(約51億円)の特別基金がつくという最新の武装解除計画を発表した。その計画では、無許可の銃を所持している人々は、それを国中にある指定のセンターに匿名で持ち込む。するとこの証明書がもらえ、これにより“優遇措置”を将来受けられる(ノートパソコンや大学の奨学金や建設資材などをもらえる)というものだ。

ベネズエラの血塗られた一週間

ベネズエラの治安の悪さはこのブログでも何度も伝えてきましたが、この8月のカラカスは特に血なまぐさい一ヶ月となったようです。カラカスのベジョモンテの遺体安置所(主に変死体が運ばれる遺体安置所)には、この8月だけで少なくとも405人の死体が送られてきたとか。
今回は実際にベネズエラでどのような事件が起きているか、その事例の一部を紹介します。

抵抗もせず叫び声もあげず

<べ日子のカラカス日記>
先週カラカス市内のショッピングセンター地下の駐車場で起きたこと。
若い二人の女の子が車のところまで歩いているところを後ろから来た男にピストルを突きつけられ、彼女達は抵抗もせず叫び声もあげず、黙ってハンドバックと携帯電話を差し出し、男はそれを受け取って悠々と立ち去っていった。

ベネズエラ流の安全対策

ベネズエラ人は自分の身と持ち物を守るため、日頃から厳重な注意を 払っています。どんな風に注意を払っているんだろう?とお思いでしょう。どんな感じか分かってもらえるように、短いリストを作ってみました。
このリストで何より悲しいのは、これが稀なことではない点です。これらは日常茶飯事なのです。

今声を上げるか、一生虐げられて生きるか

過去15年間、独裁主義者に支配されてきたこの国は、現政府の司法、政治、経済の絶対的権力に押さえつけられ、徐々に国民の権利と自由、国の平和を失ってきました。

政府側になびかない多くの人が仕事を奪われ、発言の自由を失い、私たちは世界二位といわれる最悪治安の中、人や場所を選ばない強盗、エクスプレス誘拐*、殺人に毎日怯え生活しています。その犯罪の多くに警察が絡んでいるといわれており、犯罪者の90%以上が罰せられずにいます。

ベネズエラの犯罪率

現在、ベネズエラは世界でもホンジュラスに次ぐ世界で二番目に危険な国にランク付けされている。
UNODCの調査を含めた入手可能な最新の219カ国の殺人率によれば、158カ国(世界中の72%の国に当たる)は、人口100万人に対して10件未満の殺人率だ。そして12カ国(7.5%に当たる)だけが30件以上の殺人率である。
ベネズエラの殺人率は53.7件。
2014年の1月と2月で2481人のベネズエラ人が殺された。30分に1人、ベネズエラ人が殺されている計算だ。