ドーラートゥデイのこと

先日、Twitterでも沢山RTされていて少し目を引くベネズエラ関連の記事がありました。

BusinessNewsLineというサイトの記事です。ただしこの記事、内容がWSJのパクりの上に、元記事に全くメンションもない悪質なものです。

今日取り上げるのは、その問題を指摘している興味深いブログ『ネットロアをめぐる冒険』さんの記事です。

2015年のPDVSA決算報告書がついに出た

今月に入って、2015年のPDVSA決算報告書が公開されました。その中身をカラカスクロニクル・チームが精査。その驚きの内容を一般読者向けにまとめました。
一国の経済の要となる巨大企業の決算報告書とは思えないグダグダさ、ごまかし、ちょろまかし。さすがベネズエラです。しかも、その尻拭いをベネズエラ中央銀行がさせられているなど、洒落にならない状況が明らかに。ベネズエラは全速力でハイパーインフレに向かっています。

ベネズエラの防衛大臣に、突如、大統領に匹敵しそうな権力が与えられる

11日、マドゥロ大統領はのっぴきならない状況にある物不足対策として新たな作戦を発表しました。その中で、マドゥロ大統領が、ウラディミール・パドリノ・ロペス防衛大臣を突然、ベネズエラの憲法上どこにも存在しない明らかに副大統領よりも上位のポストに任命し、さらに大統領にさえ匹敵しそうなほどの権力を与えたから大変。ベネズエラ中がびっくり仰天です。

中国のベネズエラ融資の行方

今日(6月19日)のウォールストリートジャーナルに中国国家開発銀行(CDB)に関する興味をひく記事があった。中国のベネズエラに対する融資が、なんらめぼしい結果を出さないまま膨れ上がっている件についてだ。例の、ベネズエラが中国から受けた融資(そのうち約14%は外国債)は約370億ドル(約4兆5000億円)にのぼるが、それが返済されるのかされないのかという話だ。

行列と粉ミルクとトウモロコシ粉と闇市とインセンティブと

金曜日の午後、父から不可思議なメールがきた。
「アナベラ – 土曜8時。粉ミルク。Our Gama (近所のスーパーの名前). お前と母さんのIDカードの日」
このメールの送信時、父は家のすぐ近所のスーパーを出るところだった。そこで、レジの人が翌朝に特定のIDカードの番号の人に粉ミルクを販売すると教えてくれたのだ。今週の土曜日の当たり番号は、IDカードの番号が0-1-2-3-4で終わっている人たちだった。

カカオをお恵みください

ベネズエラという国がどこにあるかぴんと来ない人でも、もしかしたら「ベネズエラカカオ」や「ベネズエラチョコ」という言葉は聞いたことがあるかも知れない。
近年では日本のスーパーにも並び、比較的簡単に購入できるようになったベネズエラチョコレート。
そのカカオは世界でも極めて貴重で、香しく、美味だ。
しかし、いま、ベネズエラの数少ない産出品の一つであるこのカカオが輸出難に見舞われている。
日本のスーパーからベネズエラチョコが姿をくらますのも時間の問題かも知れない…。

苦悩の日々

<べ日子のカラカス日記>
3年前あなたの月収が30万円だったとする。それが2年前には6万円、去年の10月には3万円、そして今月に入り約一万円の価値しかなくなったと想像してみてほしい。おまけに世界最高のインフレ率60%、世界一生活コストが高く、世界一治安の悪い国に住んでいるとしたらどんな気持ちになるだろう。

中国とベネズエラ

先日、WEDGE Infinityに<中国ばらまき外交の限界 経済悪化が深刻なベネズエラを教訓に>と題したコラムがありました。このような状況になったのは無条件に独裁政権に資金を提供してきた中国に責任があるというわけです。
もちろん、中国に対する負債がベネズエラの経済状況をさらに苦しめているのは確かでしょう。
でもデフォルトが現実感を増した今になって中国のせいと言い出すのは、どこかピントがずれていると私は思います。

マドゥロ大統領は金の無心に奔走したけれど

1月2日金曜日、ブレント原油の価格は1バレル57ドルあたりで取引が終了した。
2日後、動揺したニコラス・マドゥロ大統領は、「石油価格の回復のための戦略(を作り出すこと)に向かってハイレベルな努力を続けていくため」、自ら中国・中南米カリブ海諸国共同体(CELAC)フォーラムのために中国に出向き、さらにOPEC加盟国とOPEC非加盟国のいくつかを訪問することを発表した。マドゥロが本気で親しい国から新たに現金を貰ってこようとしていることを、みんな知っていた。

ベネズエラ近況(経済状況について)

現在、ベネズエラではインフレが続きハイパーインフレも懸念されています。そして物不足が深刻化しています。
これらの原因は、政府の設定した1ドル=6.3ボリバルの公定レートです。平行レート(闇レート)では、2ヶ月前はまだ170ボリバルあたりだったのが、2015年3月17日現在で1ドル=267.43ボリバル。2013年に60ボリバルを超えて大騒ぎしていたのが懐かしく感じられるほどです。