ベネズエラへ旅立つ前に知っておくべき10のリスク

ベネズエラは現在、非常に特殊な状況にあります。人道的危機のただ中にあり、国民の8割が満足に食事もできず、飢えに直面しています。にもかかわらず、この危機的状況に伴うリスクについては驚くほど知られていません。ベネズエラ在住の日本人やベネズエラを知る日本人の多くは、このことを危惧しています。

そこで今回は、ベネズエラ渡航を考える人が事前に知っておくべきリスクについて説明します。

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ベネズエラの防衛大臣に、突如、大統領に匹敵しそうな権力が与えられる

11日、マドゥロ大統領はのっぴきならない状況にある物不足対策として新たな作戦を発表しました。その中で、マドゥロ大統領が、ウラディミール・パドリノ・ロペス防衛大臣を突然、ベネズエラの憲法上どこにも存在しない明らかに副大統領よりも上位のポストに任命し、さらに大統領にさえ匹敵しそうなほどの権力を与えたから大変。ベネズエラ中がびっくり仰天です。

パペロン入りのグアバジュース

ベネズエラでは、深刻な物不足により文字通りの意味で「食べていけなくなっている」人が増えています。定職に就き、子どもを学校にやり、慎ましいながらもちゃんと生活できていた人たちが、飢えの問題に直面しているのです。

ベネズエラの食料不足の仕組み

ベネズエラが食料不足になる仕組みは、前回の記事で詳しく紹介しましたが、あまりに突飛なことなので、中には戸惑った読者の方もいたかもしれません。
そこで、輸入と食料不足の仕組みを図にまとめてみました。

セルフ・ダンピングで苦境に陥るベネズエラの食料輸入事情(6月16日更新済み)

ベネズエラの物不足、食料不足が深刻になっていますが、なぜベネズエラでは食料が不足するのでしょうか?原因はベネズエラが食料を輸入に頼っていることにあります。では、なぜベネズエラは外貨不足の中でもなお食料の生産よりも輸入を促進し続けるのでしょうか?それは、食料輸入を担う政府の一部の人が、輸入(あるいは輸入をしたふりをすること)によって莫大な利益を得ているからです。
ベネズエラでは、チャベス時代から国が決めた食料を低価格で国民に提供するが進められてきました。まさにこの価格統制によって、ベネズエラ国民は恩恵を受けるどころか、首を絞められているのです。

行列と粉ミルクとトウモロコシ粉と闇市とインセンティブと

金曜日の午後、父から不可思議なメールがきた。
「アナベラ – 土曜8時。粉ミルク。Our Gama (近所のスーパーの名前). お前と母さんのIDカードの日」
このメールの送信時、父は家のすぐ近所のスーパーを出るところだった。そこで、レジの人が翌朝に特定のIDカードの番号の人に粉ミルクを販売すると教えてくれたのだ。今週の土曜日の当たり番号は、IDカードの番号が0-1-2-3-4で終わっている人たちだった。

私もそこにいた

家でじっとしてなんかおられなくて昨日、集会にでかけた。

主導者レオポルド・ロペスが牢屋から発信したビデオに応じて、カラカスはもとより、地方の各地で大規模な集会が行われた。世界各国に散らばっているベネズエラ人たちも、主要都市に集まって抗議集会をした。