ベネズエラでは買い物も命がけ

価格統制された品物を買うのは日に日に困難になっています。最近では、前日から順番待ちリストに名前を連ね、さらに一晩中泊まり込みで列に並ばなければなりません。
超危険な街で、深夜に列に並ぶ恐怖。人々の苛立ちと怒り、吐き気のするような臭い。
最低賃金に近い給料しかもらえない多くの人は、危険をおかしてでも、このようにして列に並んで品物を買いに行かなければ生きていけません。こうまでして人々はその日に買える物をとにかく買い、その買った物を別の人と交換して自分に必要な物を得る。これがベネズエラ経済の現状です。

2015年のPDVSA決算報告書がついに出た

今月に入って、2015年のPDVSA決算報告書が公開されました。その中身をカラカスクロニクル・チームが精査。その驚きの内容を一般読者向けにまとめました。
一国の経済の要となる巨大企業の決算報告書とは思えないグダグダさ、ごまかし、ちょろまかし。さすがベネズエラです。しかも、その尻拭いをベネズエラ中央銀行がさせられているなど、洒落にならない状況が明らかに。ベネズエラは全速力でハイパーインフレに向かっています。

ベネズエラの防衛大臣に、突如、大統領に匹敵しそうな権力が与えられる

11日、マドゥロ大統領はのっぴきならない状況にある物不足対策として新たな作戦を発表しました。その中で、マドゥロ大統領が、ウラディミール・パドリノ・ロペス防衛大臣を突然、ベネズエラの憲法上どこにも存在しない明らかに副大統領よりも上位のポストに任命し、さらに大統領にさえ匹敵しそうなほどの権力を与えたから大変。ベネズエラ中がびっくり仰天です。

ジャーナリストの情報提供者に迫るベネズエラ情報局

ジャーナリストに対するベネズエラ当局の圧力はここ数年でますます露骨になっています。
最近では、物不足のために抗議を行う人を取材するジャーナリストが攻撃の対象になったり、病院の取材は禁止されていたり、取材中のジャーナリストが治安当局の人に呼ばれて脅されたり、ということも聞かれます。さらには当局が情報提供者のあぶり出しまで始めており、かなり心配な状態です。

地域社会を分断し国を不安定化させるベネズエラの新しい食料配布制度

食料不足が深刻化するベネズエラでCLAPによる食料品配布が始まりはや2ヶ月弱。すでに問題は至るところで散見されます。当初から政府支持者でなければCLAPから食料を得られないという噂がありましたが、政府高官が「CLAPは野党支持者のためにあるのではない」と発言している上に、実際に配達される食料が少なかったり、予定通りに配達されない場合もあり、貧しい人々の怒りや絶望感は高まるばかりです。不満をもつ国民の抗議運動は、毎日のように全国で起きています。
今回は、この誰の得にもならない制度CLAPの根本的な問題について紹介します。

パペロン入りのグアバジュース

ベネズエラでは、深刻な物不足により文字通りの意味で「食べていけなくなっている」人が増えています。定職に就き、子どもを学校にやり、慎ましいながらもちゃんと生活できていた人たちが、飢えの問題に直面しているのです。

ベネズエラ人の物語

ベネズエラについて私たちが語れることは限られています。だから、今日は読者のみなさんから集めた声を紹介します。読者のみなさんが語ってくれた現実世界の話です。これを読んでショッキングだとか、悲劇的だとか、印象的だと感じる人もいるでしょう。私たちは、ただこれこそが現実だと感じました。