近隣住民武装の新たな常識

治安の悪化が深刻なベネズエラでは、ここのところ、住民自ら武装し犯罪者に対してリンチなどの制裁を加える自警団化がみられます。

今回紹介するのは、まさにそのような状況の中で暮らすグアヤナの街の住民の話です。

9月1日の大規模デモの意味

9月1日、以前から予告されていた通り、ベネズエラで野党派の大規模な抗議運動がありました。このことは日本の主要なメディアはどこも伝えていました。

実際には、このデモは単に人が集まったということ以上に、政治的にはテクニカルな意味をもつかなり重要なデモでした。

そこで、9月1日のデモの背景についてベネズエラの憲法という観点から説明します。

ベネズエラでは買い物も命がけ

価格統制された品物を買うのは日に日に困難になっています。最近では、前日から順番待ちリストに名前を連ね、さらに一晩中泊まり込みで列に並ばなければなりません。
超危険な街で、深夜に列に並ぶ恐怖。人々の苛立ちと怒り、吐き気のするような臭い。
最低賃金に近い給料しかもらえない多くの人は、危険をおかしてでも、このようにして列に並んで品物を買いに行かなければ生きていけません。こうまでして人々はその日に買える物をとにかく買い、その買った物を別の人と交換して自分に必要な物を得る。これがベネズエラ経済の現状です。

2015年のPDVSA決算報告書がついに出た

今月に入って、2015年のPDVSA決算報告書が公開されました。その中身をカラカスクロニクル・チームが精査。その驚きの内容を一般読者向けにまとめました。
一国の経済の要となる巨大企業の決算報告書とは思えないグダグダさ、ごまかし、ちょろまかし。さすがベネズエラです。しかも、その尻拭いをベネズエラ中央銀行がさせられているなど、洒落にならない状況が明らかに。ベネズエラは全速力でハイパーインフレに向かっています。

ベネズエラの防衛大臣に、突如、大統領に匹敵しそうな権力が与えられる

11日、マドゥロ大統領はのっぴきならない状況にある物不足対策として新たな作戦を発表しました。その中で、マドゥロ大統領が、ウラディミール・パドリノ・ロペス防衛大臣を突然、ベネズエラの憲法上どこにも存在しない明らかに副大統領よりも上位のポストに任命し、さらに大統領にさえ匹敵しそうなほどの権力を与えたから大変。ベネズエラ中がびっくり仰天です。